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ペンは剣よりも強し。そういうことだ。世界を知りたいと思わないかい?

「発達障害のいま/杉山登志郎」

 

発達障害のいま (講談社現代新書)

発達障害のいま (講談社現代新書)

 

 近年注目されているアスペルガー症候群ADHD、そして発達障害やトラウマや鬱などこころの仕組みについて幅広く知ることが出来ます。

 

子供の話がメインですが大人と特に分けて考えなくても十分に勉強になると思いました。

 

身の回りにちょっと空気が読めなかったり人と変わっていたりする人はいますよね?

誰かが鬱になったという話くらい聞いたこともありますよね?

 

こころの問題はすごく身近な問題です。

 

じゃあ病気なんだね、ってレッテルを貼ってしまうこと自体が問題でもあるし、変な人として切り捨ててもしまうのも問題だし、まず出来ることは知ることだと思います。

 

どこからを病気とするのか?

病気と診断されたからイコール悲観的なことなのか?

 

知識がないと問題に直面した時に何も出来ません。

 

僕の知り合いでアスペやADHDの人はたぶんいます。でもその人も育ち方次第、付き合い方次第。ただの個性と取れます。

 

知り合いで鬱になった人はたくさんいます。今苦しんでいる人、もう完全に良くなって問題無く生活を送っている人、楽になってしまった人。

 

解離性障害を持った人と深く関わったこともあります。その人のことがとても好きだったので問題から逃げようとは思いませんでした。向き合ったけど向き合う方法がその当時はわかりませんでした。

 

もっと早く勉強しておけば何かしら自分に出来たことも小さくてもイイからあったかもしれない。

 

そして現在僕が行っている事業においてきっとこういった特徴のある子供達の受け皿になる必要があると思います。

 

たかだか二十数年の人生ですがこういった人たちと関わる機会は普通にあります。

そしてこれからもたくさんあるでしょう。皆さんも同じ。

これから関わる人たちのためにもしっかりとした知識をつけた上で自分なりに考える必要があると思います。

 

そしてこういった知識はより多くの人が少しでも身につけておけば、苦しむ人がとても減ると思います。

直接治療したりするだけでなく、その人をどういった目で見るのか、その人に対してどういった感情を持つのか、それだけでもとても大切なことです。

 

発達障害のいま (講談社現代新書)

発達障害のいま (講談社現代新書)

 
発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)